親が定年後に再婚した場合の老後に考えること

厚生労働省が発表する日本人の平均寿命は、男性と女性ともに80歳を超え、90歳近くになってきています。

日本人の平均寿命が延び、高齢者の健康志向の高まりもあり、定年後の老後を迎えた親たちの健康寿命も延びたように感じられます。

少し前の老後を迎えた親の姿とは違い、老人クラブやさまざまな趣味の会への参加など活動の範囲も広がり、熟年離婚や定年後の再婚なども、珍しいことではなくなっています。

子供の立場からすれば、定年後の老後を暮らす親の再婚には、介護や遺産相続などの問題を考えれば反対することが多いと思われます。

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老後を迎えた親とその相手との扶養関係は?

老後を迎えて、仮に母親が先に他界した父親が、年齢の近い女性と高齢者同士の再婚した場合を考えてみます。

法律上、老後の生活を送る高齢者同士の結婚自体には何も問題はありませんが、仮に再婚後に父親が亡くなれば、残された血のつながらない再婚相手が残され、扶養関係や財産の相続が問題となりそうです。

法律での扶養関係は、夫婦、直系血族、兄弟や姉妹といわれる親族の上下関係に義務があり、その義務も扶養する側の許容できる範囲内とされています。

つまり、老後の父親が再婚した相手は、直系血族にはあたらず、養子縁組しない限りは、子供が不要義務を負うことはありません。

しかしながら、父親の再婚相手は、一親等の姻族関係となることから、再婚相手の住居や資産状況によって生活に困窮し、頼る人がいない場合には扶養義務が子供に発生する可能性があります。

血のつながらない父親の再婚相手を扶養することを強制されることはなく、拒絶する場合には公的扶助の申請などを要求する対応が考えられます。

老後の再婚と事実婚の違いは?

老後の生活を送って歳を重ねることで、連れ合いをなくした親がその寂しさを埋めるために、新たな出会いを求めた結果としてお茶飲み友達や仲良しの仲間ができることは、生活のハリともなり、望ましいことです。

老人クラブなどで知り合った相手と事実婚のような関係を築くことは、再婚する場合とは違い、戸籍が違うためにお付き合いしている双方で介護や病気の際の対応に困ることになります。

事実婚は、再婚で得られる介護や遺産相続の権利は発生せず、再婚相手の双方が潤沢な老後の資産形成をされていれば問題ないのでしょうが、ほとんどの場合、どちらかが倒れたり亡くなることで、もう片方の高齢者が破綻する結果が予測されます。

若い時の結婚とは違い、老後を迎えた親たちの再婚には、介護や遺産相続、残された再婚相手と残された複数の家族の関係性が問題となり、難しいものです。

老後を迎えた親の再婚で考えることは?

老後を迎えた親が、連れ合いをなくし、新たな出会いを求め、周囲の人たちと仲良く生活することは望ましいことですが、再婚や事実婚には問題が多くあります。

老後の生活を送る高齢者の再婚では、もしもの場合の直系血族の親族の扶養義務の問題や、遺産相続の問題、残された高齢者と家族の関係性など、多々あります。

高齢となった親の再婚には、子供の立場からすれば、面倒なことが多いため反対することが多いと思われます。

親が再婚を口にするには、生活の寂しさなども理由となっていることも多く、冷静になって話をすることが子供にできる方法かもしれません。

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