老後に発症する可能性があるうつ病の原因と対策

定年退職を迎えて老後の生活がはじまることは、本人がそれまで暮らしてきた生活環境が激変し、心理的な負担を感じることも多く、抑うつ状態となる要因にもなります。

すべての年代で発症のリスクがあるうつ病は、社会的、経済的などの環境変化の影響が原因とされ、うつ病の社会的認識が広がり受診機会が増えた昨今では、うつ病患者は増加傾向にあります。

うつ病には、一日中憂鬱だったり、気分が重いなどの抑うつ状態が長期間続くといった症状がみられ、周囲からは、一日中ボーッとしているという状態にみられることがあり、老後を迎えた高齢者に対しては、認知症と間違える判断も多いようです。

老後に発症する可能性があるうつ病と認知症の違いや、うつ病の原因と対策を紹介します。

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老後に発症する認知症とうつ病の違いは?

老後に発症する認知症とうつ病の初期症状は、何となく元気がないとか、一日中ボーッとしているなど周囲からみれば同じようにみえるます。

認知症の場合には、軽度の記憶障害から始まり、徐々に症状が重くなり、昨日の夕食のメニューが思い出せないといった物忘れから、食べたこと自体を忘れるといった症状のように進行します。

物忘れの症状は、認知症とうつ病の両方で現れる症状ですが、認知症の場合には、その忘れたことに対する不安や焦燥感を感じることはなく、うつ病ではその症状に不安感を募らせる傾向がみられます。

しかも、うつ病の場合には、抑うつ傾向が強く、物忘れなどの症状により周囲への迷惑をかけたという自責の念を抱え、物事を悲観的に考えがちですが、認知症では、こういった自責の念を抱かないのが特徴です。

老後に発症するうつ病の治療には?

老後に発症するうつ病は認知症とは違い、早期発見、早期治療により回復が期待できます。

うつ病の治療は、その原因や症状によって違い、精神療法や薬物治療などが処方され、複合的な治療が施されるため、一人ひとりの治療法に同じものはありません。

定年退職を迎えた老後で発症するうつ病には、それまでの仕事がなくなったことや子供の独立などの生活環境の変化や、配偶者との別離などによる心理的な影響が原因となることが考えられます。

老人性のうつ病の治療には、治療を受ける本人が活力を取り戻すための環境を整えることが大切で、そのためには家族のサポートが必要となるため、自宅でのサポートができない場合には、専門病院での入院が有効です。

一般的なうつ病の治療では、抗うつ剤などの薬物治療と精神療法を複合した方法が用いられますが、老人性のうつ病の場合には、ほかの病気で服用している薬などを考慮した薬の選択を主治医と相談する必要があります。

老後に発症するうつ病には、周囲の高齢者に対する関わりからの症状の早期発見と専門医への相談と診察が大切です。

老後に発症するうつ病と認知症の判断は専門医で!

老後に発症するうつ病と認知症の初期症状は似ているため、素人判断で放置せず、早めに専門医での診察と適切な処置を受けることが大切です。

認知症には現時点では完治する治療法がないものの、老人性のうつ病は、早期発見での早期治療によって、早期回復が期待できます。

そのため、一日中ボーッとしている状態が続いたり、食欲がない状態が続いていたりといった老後の高齢者の状況に注意し、いつもと状態がおかしいと感じた際には、家族や周囲の人たちが気をつけてあげることが、老人性うつ病の対応として重要です。

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